ま〜たやってるよ!

自宅で仕事してる人間にとって、最大の敵といえばやはりテレビだ。なんかズルズル見ちゃって、仕事が先延ばしになる。たいして面白くなくても見ちゃうのに、面白かったりしたら大変なんである。

いやもう大変ですよ、『相棒』再放送。またやってんのかよ。そんでまた見てんのかよオレ。今日も夕方の2時間、ばっちり潰れました。

話は変わって、今日発売された『kamipro Special』のDREAM笹原EPインタビューなんですが、こんなやり取りがありまして。


――(青木の)あのマイクは藤原あらしとかいう選手のオマージュだったと本人は弁明してましたけどね。
笹原 そんなの誰も知らないですよ!


「とかいう選手」、「誰も知らない」……。
まあ、確かにあらしのこと知らない人は多いだろうし、ましてマイクのネタ元だなんて分かりにくいけど、わざわざそういうこと言うなよ……。
そうじゃなくて、藤原あらしは青木がリスペクトするくらい凄い選手ってことでいいじゃん。まあ、そう考えると青木のマイクは逆効果なんだけどさ……。
つうか格闘家とか格闘技関係者にとって「そんなの誰も知らない」っていうほど失礼なことはないんじゃないか。格闘技は最初からメジャーなジャンルだったわけじゃないんだから。DREAMだって今、まさに「知らせていく」ための闘いをやってるわけでしょ。もの凄く大所・高所から見たら、これ「知られてない人たちが、より知られてない人をさげすんでる」ってことになる。問題提起を効果的にするためのレトリックなのは分かるけど、わざわざキックボクサーをダシにしないでくれ。
まあkamiproだからなぁ、とは思うけど、やめましょうよこういうのは。

結局、青木vsシャオリン戦が投げたのは「知らない」「分からない」「伝わらない」ってことに対してどういうスタンスを取るかって問題なんじゃないかと思う。僕は「知らせたい」「分かってもらいたい」「伝えたい」と思います。