J-Girlsと宮田式マッチメイク

今日はRISE、NJKF、さらには『ハッスル・エイド』など大会がかぶりまくる中、女子キックの『J-Girls』を見てきました。まあ女子だからって意識は特になく、タイトルマッチがいっぱいあるんで“ジャンルにおいての重要度”が一番高い大会かな、と。

総じて選手のレベルが上がってる中で、印象に残ったのはバンタム級王座決定トーナメントで優勝した水野志保。前腕で相手を制しながら、あまりスピードはないし迫力も感じられないけど確実に当てるローキックでコツコツ攻めて勝利をものにするという……そう、この選手は佐藤嘉洋と同じ名古屋JKファクトリー所属なわけです。出るなぁジムの色って。

それとメインのミニフライ級タイトルマッチ。田嶋はるを圧倒して新王者になった神村江里加の強さも光りまくった。とにかく距離感が抜群。遠い間合いから蹴って、そこから反撃を許さずにパンチにつなげるスピードもまた抜群。これで高校生だっつうんだから末恐ろしいわ。

ちなみに神村が所属するTARGETの会長・伊藤隆氏は当然RISEの会場にいたわけで、ファビアーノが携帯電話で“実況”し、アドバイスを伝言してました。「パンチ入ってマスネ、エリカ押してマス」みたいな。しかしなぜファビ……。

会場ではKrush実行委員長の宮田さんとも話しました。話題は“狂拳”竹内について。前回のMAキック・ディファ大会ではイマイチだった竹内が、大舞台のKrushでハジけるってのが面白いですねぇ、みたいなことをしゃべったんですが。

オレ「なんか竹内って、たけしが見てる『お笑いウルトラクイズ』の時だけ爆発してた昔のダチョウ倶楽部みたいですよね。お調子ものだから注目されるとノッちゃうっていうか」
宮田さん「ダチョウは志村(けん)と練り込んだコントやるより、熱湯に突き落したほうが面白いですよね。そうなんだよなぁ。やっぱりそういう選手には熱湯を用意してあげたいんですよ」

というわけで、宮田式マッチメイクは“熱湯”だったわけですね。で、いいリアクションをした選手が観客を沸かせる、と。そう考えると山本元気は出川なのか。前田尚紀は熱湯に耐える『ザ・ガマン』スタイルか。石川直生は……。いや、これ褒めてますからね、一応。