『3時10分、決断のとき』

昨日、そこそこ早く寝たおかげで生活サイクルも普通に戻った。で、今日は東銀座の松竹試写室で『3時10分、決断のとき』。今どき珍しい西部劇で、原作はエルモア・レナード。過去にも一度、映画化されている。

逮捕された強盗団のボスと、彼を護送する平凡かつ貧困に苦しむ男の物語で、前者はラッセル・クロウ、後者はクリスチャン・ベイルが演じている。とにかくもう、この二人のパワーが凄い。ベイルは去年『ダークナイト』で今年は『ターミネーター4』があって、しかもこういうのも出てる(これは2007年の作品だが)。完全にノッてるわけである。

物語としては、護送の最中に様々な困難があり、それを乗り越えていく間に二人の間に男同士ならではの化学反応が生まれていく……というもの。レナード原作だけに、派手な見せ場よりも会話で見せるスタイルだが、全然飽きさせない。序盤ちょっと“え?”って場面があったり、そもそもクロウ演じるカリスマ的なアウトローがカッコよすぎるんじゃないかって難点もあるが、やっぱこういう映画は好きなんすよ。ラスト近くで明かされる、ベイルが危険な任務を買って出た理由も現代的じゃないか。

それぞれテイストは違うけど、『グラン・トリノ』、『チェイサー』、『レスラー』が好きだって方にはオススメします。大人の男がしっかり楽しめる映画って意味で。で、そういう方は去年公開されたジョニー・トーの『エグザイル』もぜひ。これタイトルで損してるよなぁ。ちなみに原題は『放・逐(EXILED)』です。

3時10分、決断のとき』オフィシャルサイトはこちら→http://www.310-k.jp/

帰りにユニクロにフラッと寄って、短パンを購入。思わず色違いで2本買ってしまう。ついでにTシャツも。それでいて5000円強。この辺がユニクロのおそろしいところだ。