梶原龍児記者会見

7月18日の『サバイバー』新宿FACE大会の会場で、8.14Krush後楽園大会で石川直生と対戦する梶原龍児の記者会見が行われまして。ここでの梶原のコメントが非常にイイ感じだったのでご紹介します。まあ、すでに他のサイトで紹介されてるとは思いますが、どうぞ。

(石川は)いつかやらなきゃいけない選手だと思ってました。Krush代表で(K-1に)出たわりには、Krushっぽくない選手ですよね。もの申すっていうわけじゃないですけど、自分がKrush代表になろうかなと。

K-1の決勝がNJKF系の選手同士になって、最高峰のはずのKrushのトーナメントに出場した選手がみんなやられてくのには、凄く憤りがありました。

そういう時に、(Krushを運営するグッドルーザーの)宮田さんから声をかけていただいた。今回の興行はグッドルーザーの一周年大会だし、ぶっちゃけ、僕が“Mr.グッドルーザー”でしょ。グッドルーザーである僕が、期待を裏切って勝ったら面白い。

K-1でのチームドラゴン勢に関して)みんな全力を出したと思うんですけど、同じジムで同じ階級なんで、いたたまれない気持ちになりました。「俺だったらこうする」という思いもあったんですけど、当日は尾崎圭司を全力で応援しました。本人にもそうメールしましたし。

K-1では、大和くんとは一回やってみたいですね。ああいう、しっかりした言葉を持った若い選手が出てきたのはいいこと。石川選手に勝てば、(今後に関する)言葉にも力が入ってくると思います。K-1には、命を捨ててでもやるという選手が必要だと思う。泥臭い男がいないじゃないですか。……あ、まあファイヤー選手は別として。

(石川vs紀左衛門は)見てなかったです。ただイラッときたのが、あとからK-1のサイトを見たら、彼だけノーコメントだったんですよね。試合前は“チーム63kg”とか言って、負けたらそれかよ、と。8月14日は、僕は勝っても負けてもコメントします。お客さんは試合後の言葉も含めて、ストーリーを見てると思うので。それなのに、自分勝手に(コメントを)やめちゃうのはよくないですよ。

これからはKrush代表・梶原龍児でいきます。それと闘う心、姿勢を若い選手に見せていきたいですね。ジムの後輩には普段から見せてるんですけど、他のジム、チームの選手にも見せていきたい。それが俺の役目だと思います。

お客さんが期待してるのは、倒し倒されの試合でしょう。俺は、彼が得意なヒザも右ハイキックも受ける覚悟があります。危険な距離で打ち合いたいですね。お客さんが期待してるのは“非日常”なんだから、それを見せないと。セコい試合を見せるつもりはないです。

というわけで、気合い入ってますよ梶原。コメントが男前すぎますよ。梶原は後楽園で何度も名勝負を演じ、負けても観客を沸かせてきたグッドルーザーのお手本。しかし今回は“グッドルーザー魂で勝つ”と。ちなみに宮田さんによれば、梶原はほとんど二つ返事、オファーされたその日に試合を受けたとのこと。

現状、流れは完全に梶原にきてますな。まあそれは主観かもしれないけど、少なくともこの試合が“石川直生の再起戦”って意味だけじゃないことは間違いない。梶原は梶原でKrushにこだわって、Krush勢がK-1で負けたことに憤りを感じている。実際、梶原だってK-1に出ていてもおかしくなかったんだけど、それがかなわなかっただけに思いは強まる一方というか。

このコメント聞いて、どうするよ石川!?