明日の『Krush』は波乱の予感!?


というわけで、今日は1・4『Krush.5』の計量に行ってきたんですが……。

石川直生の対戦相手、ジョン・デニスが予備計量で1・8キロオーバー! すぐ走りに行って本計量で950グラムオーバー。で、再計量でパス(100グラムアンダー)。

結果としてことなきを得たわけですが、先に計量をクリアして囲み取材に臨んだ石川はご覧のような感じで。けど、ただ怒ってただけじゃなく「落ちてないということは、それだけ体がでかいということだし、パワーもあるということ。腹が立つけど、同時に気をつけなきゃいけない」とも言ってましたね。そして「相手が変わったとか、体重オーバーとか、それはお客さんには関係ない。倒して勝ちます」と。

そして、勝ってリング上で言いたいこともあるとか。なんか「誰も予想つかないこと」を考えてるらしいんですよ、今年は。K−1で60キロと70キロの立場を逆転させるってのは前も言ったわけですけど、そこからさらに踏み込んだことを言おうとしてるんですかね。

しかし明日はアレですよ、大事な試合ですよ。大きな目標に向かって、大きな一歩を踏み出せるかどうか。明日の試合によって一人の選手の人生、その展望が大きく拓けるかもしれないって試合なんですから。

もちろん興行的には“弱さ”もある。まず1月4日って仕事始めの人が多いだろうし、まして月曜だから観戦不可能な人がけっこういるでしょう。それ以前に「そんな日に見に行く気になれない」とか。

そんでカードもね、石川と対戦予定だったリアム・ハリソンがウェイトが合わずに変更になり、寺戸伸近と闘うはずだったアンディ・ハウソンもケガで出場キャンセル、寺戸はエキシビションになってしまった。で、さらに前日に体重オーバー。こりゃあ石川、相当イライラしてますよ。いや、こうなると“谷川プロデューサーからの刺客”ってなんだったのか。いやデニスが刺客ではあるんだけど、何一つスムーズにいったものがないっていうね。逆境三昧。もう宮田さん大変ですよ。

これに対して石川は「親の顔に泥を塗られた」……とは言いませんでしたけども。ボクシンググローブでは中指立てられないし。いや、そういうのは別にいいんですけど。

でも刺しにいきますよ、明日の石川は。これだけ悪条件が揃った興行だと、逆になんか凄まじい試合になりそうな気がするんだよなぁ。いや直感でしかないんですけどね、何かやってくれるんじゃないか。そういう選手だと思うんですよ、石川って。

「あんとき見に行っといてよかったなぁ」みたいな試合にね、なるんじゃないかと勝手に思ってますオレは。