Krushライト級GP

こんな凄いトーナメントを見せてもらって、本当に感謝してます。マスコミっていう立場だけど、そう書きます。このトーナメントを見ることができたのは一生の誇りです。

優勝は山本真弘。MVPは石川直生。真弘が、たぶん初めて見せた必死さ。石川の、本人にもコントロールできない“劇的体質”。いやもうホントに……。

石川は、大晦日出場をあきらめてないらしい。キックルールじゃなくて立ち技の「軽量級」全体の「扉を開ける」ために、“暴走ボクサー”と闘いたいらしい。それができれば、“相手役”としての出場でも構わないという。“キャラ”を“実力”でねじ伏せ、時代を変えるつもりなんだろう。やってほしいと思う。

でも、1月4日に真弘とやってほしいなぁとも思う。あ、じゃあ大晦日に真弘とやればいいのか。どうせならキックルール5Rで。「両選手がヒジ打ちと5R制を……認めたため!」みたいな。

まあ、こっちは勝手な妄想を書き連ねてるだけなんだが、とにかく石川の究極の目標「軽量級を世に出す」ことが実現してほしいと思う。言っとくが、いま現在こんなにドラマチックな選手はほかにいないんじゃないか。そういう存在が大晦日にいらないってんなら、それはそれでいいが。だったら、また別の手を考えればいいだけのことだ。こっちから願い下げだ。「こっち」ってこともないんだけど。

いや、これも勝手な妄想なんだけど、テレビ以外の方法で“世に出る”ってこともありうるんじゃないかと思うんですよね。

だけどまあとにかく、Krushライト級GPは凄かった。いつかしっかり長い原稿にまとめたいと思う。俺はそういうことしかできないっすから。