7/24後楽園、『Krush GP』いろいろ

もうすぐ『Krush GP』開幕! というわけで、今回はちょっとトーナメントの試合について見どころというか予想というか雑談というか、なんかそんなことを書こうと思いますです。

〈一回戦〉
梶原龍児vsソルデティグレ・ヨースケ
これはもう好勝負になること確実! どっちもボクシング出身でアグレッシブなパンチャーっすからね。
梶原はチームドラゴンの軽量級エース。一昨年の『Kick Return』トーナメントでは開幕戦で敗れるも前田尚紀とキック史上に残る大激闘を展開した。
ヨースケ(リングネーム命名高山善廣)は昨年8試合に出場。なにしろ前に出るタイプなんで、マッチメイカーの宮田さんがどんどんオファーを出した結果そうなった。ちなみに顔は辰吉似。でも普段はメガネ着用。しかしメガネ男子とは呼ばれない。

“狂拳”竹内裕二vs大高一郎
竹内は剛腕&毒舌、かつ房総半島出身という絵に描いたような悪童タイプ。前回の『Krush』で対日本人無敗だった山本真弘をKOして名を挙げた。一方の大高は、公式プロフィールに得意技として“前のめり”と書かれるような、つまりそういうタイプ。
真っ向からのパンチ勝負なら竹内が有利だけに、大高は蹴りをうまく使って“いなす”闘い方が得策か。でも前のめりが魅力だしなぁ。

山本真弘vs青津潤平
これはスピード&テクニックの日本最高峰みたいな試合。真弘(ちなみに全日本キックには真弘、元気、優弥と三人の山本がいるので下の名前で)は師匠・藤原敏男ばりの変幻自在のステップから繰り出す攻撃で過去にトーナメント2度優勝。クールなタイプだが、今回は竹内にKO負けした後の再起戦でもあるだけに、かなり燃えてるんじゃないか。
青津はJ-NETWORKを主戦場にしていて、これまで12戦して10勝2分、つまり無敗。アッパーも含めたパンチのコンビネーションが鮮やかなのに加えて、前蹴りを使いこなして距離感も抜群。こういう選手と真弘を闘わせるってのが、もうたまらんわけですよ。
実績でいえば真弘だが、普段からK-1ルール対応の練習中心だという青津のブレイクも見てみたい気が。ちなみに青津、「絶対に噛み合う試合になります」と言ってました。

大月晴明vs岩切博史
予想ってことでいえば大月の圧勝かなぁ。なにしろ25勝のうちKOが20の“爆腕”であるからして、ここは豪快なKOが見たいところ。しかし岩切も粘りがあるからなぁ。ちなみに岩切はイケメンってことで女性人気も高い、と思う。大月いわく「顔では負けてるので強さでは負けたくない」。


〈準々決勝予想(希望?)カード〉
ヨースケvs大高
一回戦でこの二人に勝ってほしいというか、この二人の再戦が見たい。この二人は去年6月に対戦していて、これがもう“意地と意地のぶつかり合い”としか言えない闘いを展開。確か大高、この試合がストラッグル移籍後初勝利だったんじゃないか。
大高は以前はMAキック・山木ジム(現在はボクシングジムに)所属だったんだけど、いろいろあってストラッグルに移籍。その際、移籍を申し出る前にジムの近くに引っ越してきていたという、つまりそういう気持ちのある選手。生活ぶりも前のめり。ヨースケに勝った後、号泣しながら鈴木秀明会長に抱きついた姿にグッときたファン多数。MA王者時代、全日本勢に連敗してて、ついに対全日本初勝利を挙げた時に言った「噛ませ犬だと思われてるはずなんで、このままでは終われなかった」的なセリフもよかった。ヨースケはヨースケでリベンジしたいだろうし……この組み合わせになったら、そういう目で見てください。

大月vs真弘
こちらは『Kick Return』決勝戦のリマッチ(その時はダウン奪って真弘が勝利)。リベンジに挑む大月っていうのがどういう表情でどんな試合をするのか、それが見てみたい。真弘はここで勝って、決勝大会で竹内にリベンジしたいはず。……あ、一回戦で負ける予想にしてるわオレ。ともあれ、この試合は心技体すべて揃った、緊張感も熱気もある試合になるはず。


で、決勝大会に残るのは……分かりません。今は考えたくないんすよ正直なとこ。いや、それは一回戦も同じなんですけどね。とにかく全員にいい試合をしてほしい。「キックボクサーって凄えな!」って見た人みんなに思わせてほしい。それだけです。

当日券は16:00から発売ですよ! 8/14開幕戦Round2の先行発売もあるんで、これは行っといたほうがいいです。