明日は『DREAM.10』

時間がたつのが早すぎる。こないだMAX見たと思ったら、もう『DREAM.10』だもの。そんで金曜日には『Krush GP』開幕だ。早い。そして濃い。

派手な企画で押せ押せだった『DREAM.9』、魔裟斗vs川尻があったMAXに比べると、なんかこう今回は変に落ち着いちゃってる感じもあるが、しかしこういう大会が盛り上がることが重要なわけですよ、格闘技界としては。ウェルター級GPはもちろんだけど、今後を考える上では青木vsシャオリン、菊野vsジダも大事。というか青木と菊野が勝つことが大事。

やっぱり今のDREAMにはイベントを牽引するような存在が必要なわけで、しかもそういう選手は何人いてもいいわけで、ここで青木と菊野が勝つか負けるかで大きな違いが出る。もちろんトップ戦線っていうのは勝ったり負けたり、それを繰り返しながらドラマが紡がれていくわけだけど、しかし今はそうも言ってらんないすからね。DREAMが“テレビコンテンツ”でもある以上、世間を強引にでも振り向かせるような選手がいなきゃいけない。で、そういう選手になるためには、勝ち続けなくちゃいけない。たとえそれがどんなに難しいことでも。勝ち続ける難しさなんて、世間は分かっちゃくれないですよ。分かってくれるのは、世間を味方につけてから、だから。

そういう意味で、青木と菊野は勝たなきゃいけない。簡単じゃないってことは百も承知で書くけど、勝たなきゃいけない。青木vsシャオリンシャオリン有利説もあるけど、どうかなぁ。いけると思うんだけどなぁ青木。いや、こういう試合をしたり顔して分析するほど余裕ないんすよオレ。“青木の寝技もシャオリンには通用しないはず”みたいなね、そういうようなことで楽しめるタイプじゃないっつうかね。仮にシャオリンの方が寝技が強かったとしても、試合は青木が勝つってことだってあるわけでしょ。

いわゆる「無理が通れば道理は引っ込む!」ってやつですよ。青木には不屈闘志になってほしい。