やるぞKrush!!


なんだかんだあって気をもんだりした『Krushライト級グランプリ』だが、7/24開幕戦1(一回戦、準々決勝)、8/14開幕戦2(同)、10/30ファイナル(準決勝、決勝)があらためて正式ゴーサイン! 今日はその会見に行ってきた。

7/24の組み合わせが凄いことになってますよみなさん!

大月晴明vs岩切博史!
山本真弘vs青津潤平
“狂拳”竹内裕二vs大高一郎!
梶原龍児vsソルデティグレ・ヨースケ!

青津は知らない人もいるかと思うが、今のところ12戦して無敗。真弘と同じスピード&テクニック&タイミングの選手だから、こりゃ噛み合いますよ。あと狂拳vs大高もしびれるなぁ。

で、同じ日に準々決勝までやっちゃうわけで、しかもこのカード順がトーナメント順なんで、7/24に大月vs真弘が見られるかもしれない! 狂拳vs梶原が見られるかもしれない! いや、もしかすると大高vsヨースケが見られるかもしれない! やばいよこれ宮田さん!(←Krush実行委員長/全日本キック代表代行兼興行部長)。

会見では、大月と真弘が「全日本キックの大月です」、「全日本キックの山本です」と挨拶。普通は所属ジムで名乗ったりするもんだが、今回はやっぱり“そういうつもり”なのか。

石川直生の「誰が相手でもストーリーがある」、「こういう逆境だからこそ生まれるものがある」というセリフや、山本元気の「闘いたい相手はいないです。今回はいかに合理的に決勝まで行くかが大事なんで」という“熱い冷静さ”もよかった。前田尚紀は、とにかくいつもの前田で、それが頼もしかった。他団体・フリー勢も、それぞれ個性が出てた。

今回のトーナメントは、今までの『Krush』シリーズでのKrush実行委員会&全日本キック共催と違い、Krush実行委員会の単独開催。宮田さんいわく「機能停止状態」の全日本キックが今後どうなるかも、もちろん気になる。誰だって全日本キックのキックボクシングが見たい。だけど、今はとにかく7/24を成功させることだ。何もかもそこからだ。

この2週間、宮田さんは一人でほとんどすべてのことを背負い、必死で前進してきた。関係各所に頭を下げ、筋を通し、そして7/24のマッチメイクを固めた。それ以上のことは、とてもじゃないが今は望めない。トーナメント出場選手やその所属ジムから、出場見送りなどの連絡は一切なかったらしい。そういうことだ。みんな分かってる。Show must go onってやつだ。

7/24は奇跡の予感がする。いや8月もだ。ここで選手が燃えないわけがないし、そもそも“8月/トーナメント一回戦/前田尚紀”ってだけでもうウルウルきちゃう人、多いんじゃないか。いや〜、やっぱやばいっすよこれ宮田さん。たまんねえっすよ。

……あ、今ちょっと思ったんだけど、全日本キックって単なる団体名じゃないんだろうな。めちゃくちゃかもしれないけど、こういう感情そのものが“全日本キック”っていうかね。そういう気がしますよオレは。